「若い人に来てほしいが、何をすればいいか分からない」という相談は、業種を問わず多く聞かれます。チラシを配っても、割引をしても、10代・20代の来店が増えないというケースです。

この記事では、Z世代と呼ばれる層の来店行動を踏まえて、店舗でできる集客の打ち手を整理します。あわせて、やりがちな失敗と、効果の測り方もまとめます。

なお、以下に挙げる傾向は一般に指摘されているもので、すべての若年層に当てはまるわけではありません。自店の客層に合っているかは、実際の来店者を見て判断してください。

押さえておきたい3つの行動

Z世代は、おおむね1990年代後半から2010年代前半に生まれた世代を指します。物心ついたときからスマートフォンとSNSがあった世代で、店を探す行動にその影響が出ます。

1. 店をSNSと地図で探す

検索エンジンだけでなく、SNSの検索や地図アプリで店を探す行動が一般的になりました。地名と業種で検索し、出てきた写真を見て行くかどうかを決めます。つまり、写真が出てこない店は候補に入りません

2. 記録に残せるかを重視する

訪れた場所を写真や動画に残し、共有する行動が定着しています。体験そのものと同じくらい、それを記録できるかが来店の動機になります。

3. 誰かと一緒に行く

友人や恋人と一緒に行動する場面が多く、「2人で何をするか」が店選びの基準になります。1人向けの設計より、複数人で楽しめる要素があるほうが選ばれやすくなります。

店舗でできる集客の打ち手

検索されたときに「見つかる状態」をつくる

最も効果が出やすく、費用もかからないのがここです。

  • Googleビジネスプロフィールを整える:店名、営業時間、写真を最新にします。写真は外観、内観、商品を明るい時間帯に撮り直すだけでも印象が変わります。
  • SNSアカウントに位置情報を入れる:投稿に店舗の位置情報を付けておくと、その場所で検索した人に見つかります。
  • 店名で検索したときの見え方を確認する:自分のスマートフォンで店名を検索し、出てくる写真と情報を見てください。古い写真や誤った情報が上位に出ているなら、それが来店を止めています。

店内に「撮れる場所」をつくる

壁の一面を無地にする、照明を明るくする、看板やロゴを写り込む位置に置く。大がかりな装飾は必要ありません。写真を撮ったときに、どこの店か分かる要素が写り込むことが重要です。

照明は見落とされがちです。暖色の暗い照明は落ち着いた雰囲気になりますが、顔がきれいに写りません。撮影される前提の場所だけでも、明るさを見直す価値があります。

来店の理由を期間で区切る

「いつでもある」ものは、後回しにされます。季節限定のメニュー、期間限定の企画など、期限があるものは来店を後押しします。継続的に企画を回せる体制があるかは、事前に確認しておいてください。

2人以上で楽しめる要素を用意する

複数人で来ることが前提なら、一緒に体験できるものがあるほうが選ばれます。シェアできるメニュー、2人で使える設備、一緒に写真を撮れる場所などです。

声をかけすぎない

接客を手厚くするほど良いとは限りません。自分のペースで見たい、話しかけられたくないという層は一定数います。必要なときに呼べる状態にしておき、それ以外は放っておく。この距離感のほうが居心地がよいと感じられる場面もあります。

リピートの仕掛けをつくる

一度来てもらうより、二度目に来てもらうほうが難しいものです。内容が変わり続けるもの、集める楽しみがあるもの、期間ごとに違う体験ができるものは、再来店の理由になります。

やりがちな失敗

一過性の話題だけを狙う

流行に合わせた企画は、始めた直後は反応がありますが、続きません。終わったあとに何も残らない施策に予算を使い続けると、費用ばかりが積み上がります。

インフルエンサーへの単発の依頼で終わる

投稿された直後は来店が増えても、店の側に来店の理由が残っていなければ、そこで止まります。依頼するなら、店に何が残るのかを先に設計してください。

投稿を条件にした割引

「投稿すれば割引」は、短期的には投稿が増えます。ただし、割引のために書かれた投稿は内容が薄くなりがちで、見る側にも伝わります。投稿したくなる状態をつくるほうが、遠回りに見えて確実です。

ターゲットを広げすぎる

全年代に向けた発信は、誰にも刺さりません。若い層に来てほしいなら、その層に向けた発信と設計に振り切る判断が必要です。既存客との関係をどう保つかは、別に考えます。

効果の測り方

広告を出していなくても、次の指標は確認できます。

  • 店名での検索数:Googleビジネスプロフィールの管理画面で、検索された回数と経路を確認できます。
  • 地図でのルート検索数:実際に店へ向かおうとした人の数に近い指標です。
  • SNSでの言及:店名やハッシュタグで検索し、投稿が増えているかを見ます。
  • 来店の時間帯と客層:施策の前後で変化があったかを記録します。
  • 再来店:会員証やスタンプを使っている場合は、その数字を見ます。

重要なのは、施策を始める前の数字を控えておくことです。比較する基準がないと、効果を判断できません。

常設の「撮れる場所」という選択肢

撮影を集客につなげる方法として、セルフ写真ブースを店内に設置するという選択肢があります。利用者が自分たちで撮影し、その場でプリントできる機械です。

店舗から見た特徴は3つあります。

  • 撮影自体が来店の理由になる:アーティストやキャラクターとのコラボフレームが順次配信されるため、それを目当てにした来店が生まれます。内容が変わり続けるので、再来店の理由にもなります。
  • 接客の負担が増えない:撮影から決済、プリントまで利用者が操作します。日常の管理は用紙の補充と清掃が中心です。
  • 利用料が収益になる:集客のための投資ではなく、それ自体が売上を生みます。

設置には幅3.0m × 奥行2.8m 程度のスペース、天井高2,350mm以上、20Aのコンセント、Wi-Fi環境が必要です。電気工事は不要で、給排水も使いません。

一方で、売上は店の前を通る人の層に左右されます。若い世代の通行が少ない立地では、想定した利用に届かないこともあります。

まとめ

若い層の集客で最初に取り組むべきなのは、検索されたときに見つかる状態をつくることです。費用もかからず、効果も確認しやすい打ち手です。

そのうえで、店に来る理由をつくる段階に進みます。一過性の企画に頼るのではなく、内容が変わり続ける仕組みを持てるかどうかが、続けられるかの分かれ目になります。

セルフ写真ブースの設置可否と、その立地での収益の目安は無料でご案内しています。店舗の写真と場所をお送りいただければ確認します。

\ 最新情報をチェック /

PHOTOISM

フォトブースの導入を考えている方へ

韓国発セルフ写真ブース「Photoism(フォトイズム)」は、約3m×2.8mのスペースとコンセント、Wi-Fiがあれば設置できます。設置できるかどうかと収益の目安を、無料でご案内します。

すぐに相談する