「Photoism(フォトイズム)」は、韓国発のセルフ写真ブランドです。日本でも商業施設や駅前で見かけるようになり、導入を検討する事業者からの問い合わせが増えています。
この記事では、Photoismがどういうブランドで、日本のプリントシール機(いわゆるプリクラ)と何が違うのかを整理します。設置する側から見たときの特徴にも触れますので、導入を検討する際の判断材料としてお使いください。
Photoism(フォトイズム)とは
Photoismは、韓国のSeobuk社が展開するセルフ写真ブランドです。スタジオのように整えられたブースの中で、利用者が自分たちだけで撮影し、その場で写真をプリントできます。撮影から決済、印刷までを利用者自身が操作するため、スタッフが常駐する必要はありません。
日本での事業は、Seobuk社の日本法人である株式会社Photoism Japanが担っています。
世界28カ国、国内109店舗
Photoismは世界28カ国で展開し、店舗数は1,110を超えます。日本国内では109か所に設置されています(いずれも2026年7月時点)。韓国国内だけでなく、アジア、北米、ヨーロッパにも広がっているブランドです。
「セルフ写真館」から生まれた
韓国ではもともと、スタッフのいないスタジオで自分たちだけで撮影する「セルフ写真館」が広く親しまれてきました。リモコンでシャッターを切り、好きなだけポーズを試して、気に入った写真を選んでプリントする文化です。
Photoismは、この体験をブース型の機械に落とし込んだものです。スタジオを1軒構えなくても、約2.5坪のスペースがあれば同じ体験を提供できます。
日本のプリクラとの違い
見た目が似ているため「韓国版のプリクラ」と説明されることもありますが、目指している方向は異なります。
「盛る」のではなく「綺麗に残す」
日本のプリントシール機は、目を大きくしたり肌を明るくしたりと、画像加工によって理想の姿に近づける方向で発展してきました。落書きやスタンプで写真を装飾できるのも特徴です。
Photoismは、加工で変えるのではなく、プロ仕様のカメラと照明できれいに撮ることを重視しています。仕上がりは写真館で撮った一枚に近く、モノクロや落ち着いた色味のフレームが好まれています。
撮影にかかる時間が短い
落書きや装飾の工程がないぶん、撮影から受け取りまでの時間は短くなります。1組あたりの滞在時間が短いということは、設置する側から見れば、同じ時間でより多くの組が利用できるということでもあります。
データの受け取り方
撮影した画像と動画は、ブースに表示されるQRコードから無料でダウンロードできます(撮影から72時間以内)。日本のプリントシール機では、画像データの取得に有料のアプリやサービスへの加入が必要な機種が一般的です。
主な違いのまとめ
| 日本のプリントシール機 | Photoism | |
|---|---|---|
| 目指す仕上がり | 画像加工で「盛る」 | 自然なまま綺麗に撮る |
| 装飾機能 | 落書き・スタンプが中心 | フレームを選ぶ方式 |
| 撮影時間 | 装飾の工程があり長め | 短い |
| 画像データ | 有料サービスへの加入が必要な機種が多い | QRコードから無料で取得 |
| 筐体の更新 | 数か月ごとに新機種が登場 | フレームの配信で内容を更新 |
利用者から見れば別ジャンルの体験であり、日本のプリントシール機と客を奪い合う関係ではありません。実際、プリントシール機が多数設置されている施設に、Photoismが併設されている例もあります。
3種類のフレーム
Photoismの特徴は、撮影時に選べるフレームが入れ替わり続けることです。フレームは大きく3種類あります。
ノーマルフレーム
いつでも選べる定番のフレームです。背景色とフレーム色を選び、シンプルに仕上げます。価格は撮影1回あたり400円または500円で、プリントする用紙のサイズによって変わります。
イベントフレーム
季節の行事や期間限定の企画に合わせて配信されるフレームです。価格は500円です。
コラボフレーム(アーティストフレーム)
アーティストやキャラクターとのコラボレーションによるフレームです。価格は800円または1,000円で、特定の期間のみ配信されます。
このフレームが、Photoismの集客力を支えています。ファンにとっては期間中に撮りに行く理由になり、設置している側から見れば、新しい客層が訪れるきっかけになります。
日本でのコラボ実績
Photoism Japanは国内の権利元と契約し、日本限定のコラボフレームを展開しています。これまでに、次のような実績があります。
- アーティスト:Mrs. GREEN APPLE、YOASOBI、スピッツ、Nissy、Stray Kids、TREASURE など
- キャラクター:たまごっち、クレヨンしんちゃん、モンチッチ など
- スポーツ・メディア:千葉ロッテマリーンズ、東京ヤクルトスワローズ、テレビ東京のドラマ など
韓国発のブランドではありますが、日本の国民的なアーティストやキャラクターとの企画が動いている点は、導入を検討するうえで押さえておきたいところです。海外ではBTS、BLACKPINK、aespaなどのK-POPアーティストや、KCON、パリ五輪のコリアハウスでの展開実績があります。
機器の構成
設置する機器は、撮影用のブースと、操作・決済・印刷を行うキオスク端末で構成されます。
- フォトブース:幅2,000mm × 奥行1,805mm × 高さ2,288mm、重量は約250kg。
- キオスク端末:幅850mm × 奥行550mm × 高さ1,982mm、重量は約105kg。カメラ、プリンター、タッチモニター、PCなどが内蔵されています。
設置に必要なスペースは幅3,000mm × 奥行2,805mm 程度、天井高は2,350mm以上です。電源は20Aのコンセント、そしてWi-Fi環境が必要になります。
導入する側から見た特徴
利用者としての魅力とは別に、設置する事業者から見たときの特徴を3つ挙げます。
筐体を買い替える前提がない
日本のプリントシール機は、数か月ごとに新しい筐体がリリースされ、新機種へ入れ替えることで集客を維持する仕組みになっています。Photoismは筐体そのものを更新するのではなく、配信されるフレームが入れ替わることで内容が新しくなります。設置後に買い替えを前提とした投資計画を立てる必要がありません。
時間の経過で売上が落ちにくい
発売直後をピークとして経年で売上が下がっていく機種と違い、フレームの更新によって来店のきっかけが供給され続けます。コラボ企画のたびに、それまで来ていなかった層が訪れます。
スタッフを置かずに運営できる
撮影から決済、プリントまで利用者が操作するため、接客のための人員配置は不要です。日常の管理は、プリント用紙の補充と清掃が中心になります。
まとめ
Photoismは、韓国のセルフ写真館の文化をブース型の機械にしたブランドです。日本のプリントシール機とは「盛る」か「綺麗に残す」かという方向の違いがあり、客層を奪い合う関係にはありません。
設置する側から見ると、筐体の買い替えを前提としない点と、コラボフレームによって来店のきっかけが供給され続ける点が、他の設置型機器との大きな違いになります。
導入を検討される場合は、まず設置条件を満たしているかの確認からになります。設置場所の図面や写真をお送りいただければ、設置の可否と収益の目安を無料でご案内します。
PHOTOISM
フォトブースの導入を考えている方へ
韓国発セルフ写真ブース「Photoism(フォトイズム)」は、約3m×2.8mのスペースとコンセント、Wi-Fiがあれば設置できます。設置できるかどうかと収益の目安を、無料でご案内します。


